色覚

また、サイン系の調査のお手伝いしてきた。




こんどは被験者ではなくて、調査側で。
でも私の担当は、「調査」ではなくて「検査」。


被験者の視覚を検査して、その属性の違いによる見え方の違いを調査するというもの。
私は色覚検査担当。


視覚能力が異なるいろいろな人に、ひたすら同じ検査をする。
「本に書いてある数字が読めますか?」と。
どんどんこなしていくうちに、なるべくその人本来の色覚の状態が検査結果に反映できるようにするためには、どんな風なやり方が良いかのを考える。


例えば。


「98」という数字を読み上げてもらったとき。
私が確認のため数字を復唱する際に、「98」という回答が間違えていても、合っていても、
「98ですね。」→(そうですね。合ってます、と安心させるニュアンス)
と言うか、
「98ですか。」→(本当にその数字でいいのですか?疑いを持たせるニュアンス)
と言うかでは、
結果は異なるのかな。とか。


本当は、色の違いはわかっているけど、読み上げるべき数字ではないと思い込まれていないか。とか。とか。


んー、がんばってみても、いろんな要素があって、検査結果にはある程度のぶれは出そう。


色覚の検査の仕方を指導してくれたお医者さんは、ポーカーフェイスが重要とおっしゃってた。
また、別の眼鏡屋さんは検査はとりあえず、数を答えてもらうことが必要で、ある程度確率に頼るものともおっしゃってた。






一回の事象で結論出すのは困難。






そういえば一年ほど前にふと気づいたが、私の右目と左目では、感じる彩度or明度が微妙にちがう。
でも、気づかないだけで、結構多くの人はそうらしい。